ブルーインパルスとは?機体の種類は?【ブルーインパルス入門】
世界一分かりやすいブルーインパルス入門
ブルーインパルスの基礎的な知識、『そもそもブルーインパルスってなんぞや?』っていう疑問と、『ブルーインパルスの機体にはどんな種類がある?』っていう疑問について答えていくコーナーです。ばんっ!
つまり、『あんまりブルーインパルスのこと知らないけど知りたいな~』っていう人向けのブルーインパルス入門です。
ミリタリーファンであるとか、特別ブルーインパルスが好き!とかなら別ですが、一般の方にとっては戦闘機とかそういう知識って小難しくてよく分からないですよね。
私もよく分かりませんでした。
生きてきた中で、そもそもブルーインパルスのことを意識してきたことはなかったし、唯一分かっていたことと言えば、その名前をぼんやり知っていたことと、ブルーインパルスは並んで飛行している飛行機だよな~くらいの残念な知識でした(笑)
T-2やらT-4とかいう言葉を聞いても?が頭の中に浮かんでは消えていくだけでしたし、いろいろ調べていて専門用語が飛び交い始めると、「あああああ」ってなってしまうんですよねw
あんまりブルーインパルスについて分かりやすく説明しているページが無いな~って思ったので、作ることにしました!
「世界一分かりやすいブルーインパルス解説」を心がけていこうと思います!( ー`дー´)キリッ
あくまでググれば分かる程度の基礎知識をまとめている程度なので、コテコテのブルーインパルスファンにとっては物足りなすぎるかもしれませんがあらかじめご了承ください(笑)
ではさっそく見てまいりましょう。
ー 目次 ー
そもそもブルーインパルスってなんなの?
ブルーインパルスかっこいいですよね。
でも、そもそもブルーインパルスとはなんなのでしょうか?何故存在しているのでしょうか?
その役割と実態を調べてみました。
そうしてわかったこと…。
ブルーインパルスは、わかりやすく一言で言えば、
航空自衛隊の広告塔です。
そうなんです。航空自衛隊の存在を多くの人々に知ってもらうために、航空祭や国民的な行事などでアクロバット飛行を披露するのです。
ただアクロバティック飛行をするだけではありません!!
ブルーインパルスはスモークもまた醍醐味なのです!
専用のスモークオイルをエンジン排気で加熱させることによって気化させ、空中に様々な模様を描いたりする演目に使われることで、ダイナミックさと華麗さを加えています。
そして広報だけでなく、航空技術の向上を図っている側面もあります。
また、高度な技術の展示飛行を行うことによって、日本は高い飛行技術を持っているという、海外へアピールする側面もあるのではないかと言われています。
それがブルーインパルスの隊員に課せられた任務なのだッ!
ブルーインパルスの部隊はどこに所属しているの?
航空自衛隊には数多くの飛行隊があります。
ブルーインパルスは松島基地の第4航空団に所属する「第11飛行隊」です。
普段は松島基地で訓練を行っています。
そして、定期的に航空祭などのイベントごとで駆り出されて、その土地に向かいます。
【参考】【2018】ブルーインパルスが見れる!イベント予定一覧
アクロバティックなブルーインパルスの飛行は6機編成でやっています。
飛行隊には700番代まであり用途ごとに使い分けられています。
数字が2桁の飛行隊は基本的にパイロットの養成を行う「教育隊」としてのカテゴリーに分布されるようです。
そのため、「第11飛行隊」であるブルーインパルスは先程も言ったように、ただの広報としての役割だけでなく、技術向上を目指した教育部隊でもあるんですね!!なるほど~。
ブルーインパルスのパイロットが任期に着けるの3年間と決まっています。
そのためブルーインパルスで修行を終えたパイロットたちは、別の部隊に配置され、新たな部隊でブルーインパルス時代に培った技術を生かしているのです!
ちなみに余談ですが、ブルーインパルスのパイロットになるのは超難関です。
ブルーインパルスのパイロットは10名ほどしかいません。
しかも花形の超人気部隊ですから、ブルーインパルスのパイロットというのは「選ばれし者の中のさらに選ばれし者」しかいないという超精鋭部隊なのです。
ブルーインパルスのパイロットは「ドルフィン・ライダー」とも呼ばれています。
これは現在使われているブルーインパルスの機体「T-4」の愛称が「ドルフィン」であることに由来しています。
だいたいブルーインパルスのイメージは掴めたでしょうか?
では次に、ブルーインパルスの機体について説明していきます。
ブルーインパルスの機体の種類
初代ブルーインパルス「F-86」

出典:広報|防衛省 [JASDF] 航空自衛隊
記念すべき初代ブルーインパルスを飾ったのは「F-86」という機体です。
この機体の特徴はアメリカから供与された当時の主力戦闘機だということです。
後続のブルーインパルスの機体の名称がTから始まるのに対して、この機体のみFという名前がついている理由はこれが戦闘機だからです。
「F-86」のFはFighting(戦闘)のFなので、Fというアルファベットが使われているんですね。
ちなみに、TはTraining(訓練)のTなので練習機の場合はTから始まる名前の機体を使っています。
F-86の中にも様々なタイプの機体があり、ブルーインパルスとして起用されたのはF-86Fという型です。
F-86Fは1960年8月、浜松基地第1航空団「第2飛行隊」内に「空中機動研究班」として誕生したそうです。
当時をリアルタイムで知っている方はご存知かもしれませんが、東京オリンピックで5輪の輪、大阪万博開会式で、EXPO’70の文字を空に描いたことで知られています。
1961年には展示飛行で初めてのカラースモークが披露されましたが現在ではカラースモークの使用は禁止されています。
【参考】【ブルーインパルス】2020年東京オリンピックでカラースモーク復活か?
21年間に行われた公式展示飛行の回数はなんと545回!!
ブルーらしい色味とシュッとしたフォルムがかっこいい「T-2」

出典:広報|防衛省 [JASDF] 航空自衛隊
「T-2」は「F-86」に次ぐ、2代目ブルーインパルスです。
「F-86」はアメリカ産の航空機でしたが、こちらの「T-2」は国産の超音速高等練習機で1982年に発足したものです。
第4航空団「第21飛行隊内」に「戦技研究班」として発足しました。
F-86からの改善ポイントは高速性能を重視した機体であるということです。
長い助走を使った力強い演技でファンを魅了しました。
特に5番機による「単独機最大能力旋回」は、そのダイナミック音と動きが多くのファンに支持されました。
三沢基地航空祭では、アメリカ空軍アクロバティックチームである「サンダーバーズ」とも競演しています。
こちら14年間に175回の公式展示飛行を行いました。
現役のブルーインルスの機体「T-4」

出典:広報|防衛省 [JASDF] 航空自衛隊
現在使われている機体は国産ジェット練習機として生まれた「T-4」と呼ばれる機体です。
その機体形状から「ドルフィン(つまりイルカ)」の愛称で親しまれています。
1996年から現在まで続いている機体です。
前代の「T-2」と比べると、高度の低さ、演技感覚の短さ、編隊の密集度などが際立ち、性能アップがよく分かるものになりました。
小型で小回りがよく利くのでアクロバット機として非常に適していると言われています。
この「T-4」の機体は長野オリンピックや日韓合同開催のワールドカップでも会場上空で展示飛行を行ったようです。
また、平成9年には、米空軍50周年記念で初渡米し、ネリス空軍基地で華麗なアクロバット飛行を披露しています。
まとめ
『これであなたもブルーインパルスおたく!』
と、言いたいところですが!
これは単なる基礎知識をまとめてみただけです。序章です。
ブルーインパルスに興味を持った方はぜひいろいろ調べてみてくださいね。
圧倒的なマニアック知識を持った方がごまんといるようです。
Wikipediaだけでも情報量が半端じゃありません(汗)
松島基地周辺でも毎日のようにカメラマンがブルーインパルスの写真を撮ろうと集まっています。
ブルーインパルスを間近に見たいと思ったら、航空祭などの展示飛行が行われるイベントや、松島基地見学に行ってみるのも面白いかもしれません。
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