まるで千と千尋の世界!トンネルの先まで散策してみた結果。
宮城県東松島市にある宮戸島。
仙台の北東にある松島湾。宮戸島はその松島湾を囲う島の中で最大の面積を誇る人口1200人ほどの島だ。
この宮戸島で「千と千尋の神隠しに出てくるトンネルのような場所があって、その向こうには○○○があるらしい!」という話を聞いて、好奇心旺盛な僕は早速行き方を調べていた。
(宮戸島につてい関連記事→【宮城】仙台から1時間!『宮戸島』がドライブデートにオススメの理由。)
どうやら旧鮫ヶ浦港というところに「それ」はあるらしい。
Googleマップで検索したが「鮫ヶ浦」しか出てこないッ…。これは困った!
とにかく近くまで寄れる道路(赤線)を通ろうと思ったが、通行できない並々ならぬ雰囲気を感じたので(笑)
室浜(黄○)付近に車を止め、遊歩道を歩いて嵯峨見台を超えて行くことにした。
どうやらこの嵯峨見台は新宮戸八景なるものの一つでもあるらしい。期待を胸にいざ出発。
嵯峨見台に向かうのはちょっとした山登りでこんな道を登っていく。
運動不足の僕にはほどよい愛のムチである(笑)
しかし、この先に何があるのだろうかという探検心、まさしく少年に帰ったかのような心で、足は一歩一歩勝手に進んで行く。
登り始めて、5分か10分か、山頂に小屋が見えた。
登りきると海も見渡せて景色が良い。空もすごく綺麗だった。これが登山の醍醐味ってもんだ!(言うほど登ってないケドね。あくまで散策レベルである。)
さぁここからはトンネルを探す旅!
ワクワクとドキドキで自然と心が踊る。と同時に運動不足の僕は呼吸も踊っている。
下っている途中に嵯峨見台の鐘を見つけた。ここで鳴らすことがあるのだろうか。
なんと味わい深い鐘であるか。畏れ多いので触らないでおいた。
そして足元にはお地蔵さんが。うーん、この感じ、たまらん。
お隣には岩と一体になった観音堂もあった。
おどろおどろしいとはよく言ったものだが、まさにこのことか…
予期していなかった光景に目を奪われ、すっかりメインテーマを忘れていた。
そう!トンネル探し!そしてその向こう側!そのための散策であった。
気を取り直して下っていくと、林道に出た。
そして右側を向くと、その瞬間は突然訪れたのである。。。
んっ!!!!!!!!???
あったよトンネル! 急だなおいッ! 心の準備できてなかったよ。。。
驚きで変な声出ちゃってたと思う。ひとりで。ひとりなのに。
早速中に入ってみる。暗い。ひんやり冷たい空気があたりを包む!!足元も何も見えない。
肉眼よりカメラのほうが優秀じゃないか!こんなに周り見えなかったし出口以外は何も見えなかった。
あまりに暗すぎてまっすぐ歩けているのかよくわからないほどだった。
トンネルというか洞窟みたいだ。出口の光を頼りにゆっくりと進んでいく…。
出口だぁああ!!! 生還! いや異世界へのいざないか。 第二章の幕開け!
トンネルを抜けて振り返ってみるとこんな感じである。
そして、その先を少し歩いていくと、ついに見つけた。見つけてしまったのだ。
東松島の島の端っこまできて、山越え穴超え、散策の末見つけたのだ。
散策と言うよりもはや探検。冒険かもしれない。
そう。トンネルの向こうは...
不思議な建物っ!!じゃなくて、
不思議な郵便局がありましたっ!!
そっかぁ、郵便局かぁ~。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。
...ん!? 郵便局ぅうう!?!?
どこが郵便局なのだろう。でも「鮫ヶ浦水曜郵便局」って書いてある。
ってか水曜って何?
頭の中は?でいっぱいだったが、これは何か新しい物語、第3章が始まりそうな予感がした。
それはさておき...
すぐ奥は最初に調べていた旧鮫ヶ浦港があった。
左側の景色はこんな感じ。
もう海だ。これで行き止まりだ。僕の壮大な散策は終わったのである。
だけど、まだ終わりじゃない。終わってたまるか。
なんとしてでも、この郵便局がなんなのか突き止めなければッ!!
続く
この「鮫ヶ浦水曜郵便局」がなんなのか気になる方はコチラ
→「知らない誰かと日常を交換。非日常を味わえる秘密の郵便局とは?」